アイカツ!、終わっちゃいましたね。残念な気持ちはあるものの、意外に冷静です。というのも、4期になって「コレじゃない感」がさらに増して、2期以降は似て非なるアイカツ!なんだな、と思ってました。つまり、3期以降はぼくの中でアイカツ!ではない認識です。
本来1年やるだろう4期が半年で終了したということは、視聴率や物販が看過できないほど激減したんでしょう(物販に関しては2期終了時点をピークに下がり続けているデータ出てましたね)。大鉈が振るわれたと見て取れます。
常々申し上げていましたが、アイカツ!の面白さは、ステージバトルにあると思います。友だちと真正面からぶつかり合い、互いの実力を認め成長してゆく。そして出た結果に関しては一切遺恨を持たない。ここに集約されていました。気の置けない親友と仲良く生活しながらも、ステージ上では戦わなければならない。そのため、作中でまったりしたお話が展開していても、常在戦場のピリピリした空気が醸成されていて、それが心地よい緊張感として作品の雰囲気を作っていました。ですが、3期以降ステージバトルがなくなり、アイカツ!の面白い部分がほぼスポイルされてしまいました。
誰ですか? ステージバトルの取りやめを発案したのは? そして決定したのは? お前だよ! アイカツ!を殺したのは!ぜってぇ許さねぇからな!!? (ご存知でしたらどなたか教えて下さい)
ずっと違和感というか、コレじゃない感を持ちながら視聴をつづけるよりは、スパっと終わってくれて精神衛生上よかったと思っています。
ユニットカップの展開であかりちゃんのクイーンを予想して、そのとおりになって、さらにその時懸念したとおり作中であかりちゃんの成長を納得のいく形で表現されなかったのですごく残念です。思えば、97話「秘密の手紙と見えない星」でも"昼間の星のように見えてないだけで本当はみんな自分の輝きを持ってる"と気づいたあかりちゃんがアピールを出せるようになりましたが、この精神論的な気づきで乗り越えるのって、ぼくには成長を感じづらいんですけど…。さらに特訓もせず、バトルもないから現時点でどの辺にいて、どのくらいの実力があるという明示もなかった。それが学園祭でサラッとルミナスが2位になって、これでどうカタルシスを感じろと??
創作物なワケですから、製作者の意図があるのは当然です。だから全ての作劇はご都合主義といえるでしょう。アイカツ!3期以降はあかりちゃんの物語だから、あかりちゃんがクイーンになるのは当然だとしても、筋がわかっているならそこに至る行程をどれだけ盛り上げられるかが勝負どころでした。が、土俵に登らないまま終わってしまった感じです。
そこそこのアニメを観てきましたが、女児アニメというジャンルをまともに観たのは初めてでした。あれだけアイカツ!に熱狂したのは、ジャンルにかかわらず作品がやっぱり異常なくらいおもしろかったからです。美月さんが「アイカツ!は永久に不滅です!」と言ってからわずか一年半で滅してしまうとは、なんとも言葉もありません。
アイカツスターズ! は、観るのかなぁ…?
0 件のコメント:
コメントを投稿