2015年10月31日土曜日

第13話 カロリーの悲劇!

★あらすじ


 お正月休み。いちごちゃんは実家の「なんでも弁当」のお手伝い。おじゃもじ裁きも鈍ってはいない! 同時にアイドルのオーラも出てる! 

 あおいちゃんが元の中学校の友だちを連れて新年のあいさつにやってきた。着物がまぶしい! ふと、あおいちゃんが気づく。あれ? いちごちゃん太ってない?

晩ごはんは焼き肉! いちごママのごはんをかっこむいちごちゃん。5杯めおかわり! テレビ観ながらお雑煮のオーダー。おもちは3つ入りで! さらにデザートにチョコレート。これは太るw らいちも心配そうw 

 学園では織姫学園長が美月さんの立ち会いのもと書き初め。いちごちゃんとステージに立つことを命ぜられ驚く美月さん。いちごちゃんが自分と同じステージに立てば格の違いで潰れてしまうのではないかと心配しているのだ。ところが学園長はいちごちゃんの天性のスター性を感じている様子。美月さんは不安げに承諾。

 お休みあけのスターライト学園。蘭ちゃん、おとめちゃんもいちごちゃんの太さに驚き! おとめちゃんからはマスコットキャラ扱いw 

かわいく作画されてるところも(*´∀`)
ホームルームでもジョニー先生にダメ出しを食らうも、ちょっと運動すれば痩せると余裕のいちごちゃん。先生からシャイニングガールオーディションの告知を受けるも、やる気が出ないと机に突っ伏す。どうしたんだ?! ところがあおいちゃんが無理やり挙手していちごちゃんがエントリーすることに。

 走りこみを始めるも、カラダが重く速攻ダウン。ダンスもすぐに倒れて明日から頑張る、と逃げ口上。食堂で生姜焼きをかっこむいちごちゃんは本当に幸せそうw 明日からね、明日からダイエット♪ その様を見て蘭ちゃんの怒りスイッチが入る。いちごちゃんをフィッティングマシーンに呼び出す。カードをセットするも、マシーンは反応せず。「?!」アイドルの心を失ったいちごちゃんには反応しないのだ(ハイテク?)。太ったせいかマインドがなんでも後回しの逃げに徹している。アイドルとして輝くためにいつだってがんばっていたいちごちゃんじゃなくなっていたのだ。

 そんな現実にうなだれるいちごちゃん。移動のときに美月さんとすれ違うも無視されてさらに消沈(美月さんはスペシャルステージでの共演で頭がいっぱいだった模様)。美月さんがあれだけがんばっていたことを思い出して。気持ちの入れ替え! 猛然と走りだすのだった。

 翌日当然のように筋肉痛w でもあおいちゃんと蘭ちゃんが手伝ってくれて理詰めで効率よいダイエット。あれ? でも気づいてみればやってることっていつもやってるレッスンでした☆

 その甲斐あって一週間後には元どおりに! オーディション当日も控えめごはんでさらに走りこみ! でも空腹MAX。涼川さんも極端ないちごちゃんを心配そうに見やる。

油断したとこに変顔でやられるw
空腹でふらつきながら走っているとなんだかいい匂いが。誘われて行った先には涼川さんが落ち葉を集めて焼き芋焼いてる。「バレたか。口止め料だ。」と焼き芋を差し出す。いちごちゃんは抵抗するも、共犯だから誰にも言うなと強引に焼き芋を渡す(涼川さんそっけないフリしてやさしい!)。

 食べるのをためらっていると、美月さん発見! 焼き芋を差し出す。

 正月休みに食べすぎて太ってしまい、ダイエットをしたことを打ち明けて一緒に焼き芋を食べる。もっと美月さんのようにストイックに自己管理できないと…。そう話すと、キツめのレッスンのあとはごほうびアイスを食べるなどと美月さんのぶっちゃけがあり、ちょっと和んだ様子。その話を聞いて一週間分のごほうびとして焼き芋を幸せそうにほうばるいちごちゃん。その様子を見てつい笑顔になる美月さん。そこで学園長が言った、いちごちゃんの人を引き付ける天性の魅力…の話を思いだしハッとする。

いちごちゃんは食べてるとき本当に幸せそうw
ステージで「Trap of Love」を披露し無事オーディションは合格! いちごちゃん他、あおいちゃん、蘭ちゃん、おとめちゃんも各々オーディションを通過し、4人で勝負のドラマオーディションのエントリー! 


 …ひとりステージ上で考え込む美月さん。「いちごちゃん…ついてこれるかしら?」


★感想

 いちごちゃん油断しすぎて激太りww 太った状態では今までまっすぐがんばっていたいちごちゃんの見る影もなく、ネガティブで残念な子になってたw でもやっぱり復活は美月さんがきっかけ! 美月さんの努力を目の当たりにして、憧れてがんばり続ける! それがアイカツ!の主軸ですから。 リアルのアイドルも激太りが指摘されたりする子もいるけど、アニメらしい振り切り方で楽しかった。そして1話ごとのテーマを消化しつつ美月さんの場所へと進む物語も確実に展開している。

 Trap of Love いい曲ですよね! 少女が成長していく中での子ども以上大人未満な不安定な感情が見事に詩に表現されていて感じ入るものがあります。


★その他データ

 脚本:大知慶一郎 絵コンテ:増田敏彦 演出:のがみかずお 作画監督:野口寛明・高田洋一
 挿入歌:「Trap of Love」(すなお・わか・ふうり)
 アイカツ!格言:甘いモノは別腹!

2015年10月25日日曜日

第12話 WE WISH YOU A MERRY CHRISTMAS

★あらすじ


 クリスマスイブ! スターライト学園では毎年在寮のアイドルたちがみんなでパーティーで盛り上がるのが慣例。TV(ネット?)でも中継されたりするらしい。飾り付けや料理に、いちごちゃんたちも積極参加! スペシャルライブステージが控えているにもかかわらず、パーティーの実行委員を買って出るいちごちゃん! お祭り好きで、なんでもやっていくスタイル!! いちあお、蘭ちゃん、おとめちゃん、4人で共同作業することでチームワークも醸成されるにちがいない! …と、窓に映る男の影のようなものを見つける蘭ちゃん「? なんだぁ?」つぶやくも深くは追求しないw

 まずはディナーづくり! 弁当屋さんの娘、いちごちゃんは普段は考えられない活躍っぷり! みんなからいろいろ質問されたり頼られたりしながらテキパキ料理を作っていく! おとめちゃんは作ると見せかけ片っ端から味見。いちごちゃんも乗っかって蘭ちゃんに怒られるまでヒョイパク合戦! なんやかんやで料理は完成! 

 飾り付けでもいちごちゃん大活躍! 細かい作業から力仕事まで何でもこなす! さらに七面鳥料理の大量追加も! 慌ただしい中、ひとり寂しそうな顔の中山ユナちゃんを発見。声を掛けると、パーティー準備が盛り上がってる中、両親がニューヨークに住んでいて、一緒にいられなくて元気がでないようだ。毎年NYでおおきなクリスマスツリーを見ていた、と聞いたいちごちゃんは、それも用意すると言う。オッケーの大安売り!

ユナちゃんといちごちゃん
それじゃでっかい木を切りに行こうと涼川さんに頼んで斧を借りる。道具を入手したところで声をかけてくる人が…。話を聞くと、TVディレクターの井津藻さん! 窓に写った怪しい影の人だった! スターライトのクリスマスの準備をこっそり撮影していたらしい。ツリーを切りに行くということで、車を出してくれることに! それはいいけど、ツリーにできるおおきな木が生えてるとこって…? ハッとするいちごちゃん。エンジェリーマウンテンにそんな木があった! …ような気がする! かも?? そんな曖昧すぎる記憶を頼りに、エンジェリーマウンテンへ! 

 折り悪く降ってきた雪が勢いを増し、登山には最悪のコンディション。みんな制服なのに吹雪の中を猛然と行軍! 「ホントに(木を)見たのか?」この状況で確認することじゃないよねw? 心配したものの、実にあっさり木が見つかる! さぁ、木を切りましょうか。4人で協力しながら斧を打ち、ノコを振るう!「アイ! カツ! アイ! カツ!」「これってアイカツ!か?」ツッコむ蘭ちゃん。ですよねーw 果たして木は打ち倒された! でも、どうやって運ぶの? そばの崖を具合を眺めるいちごちゃん。木を運んできて、そのまま滑らせる! 当然みんなで木に乗って御柱祭りです! 麓まで滑り落ちたところで植木屋さんがユニックを持ってきてくれて、学園まで運んでくれました! 

 ツリーの用意はできたけど、もうすぐステージ! 飾り付けるまでの時間はない! 途方にくれたところで、寮のみんなが手伝ってくれることに! 情けは人のためならず! みんながんばってたいちごちゃんを見てたからね! 気になってるユナちゃんの様子を聞くと、落ち込んだ様子で部屋に入って行ったらしい。心配するも、ステージへ! 最後までステージの練習はできなかったけど、4人の息はぴったり! のはず!

 フィッティングの前に、学園長から各ブランドのレアカードのプレゼント! これでさらに輝ける!

 ステージ上「このステージを観てくれるみんなが、楽しいクリスマスを過ごせますように」
 前向きなマインドセットで臨む。ユナちゃんを始めとした、みんなへ思いが届くように! 

 思いを込めて「We wish you a Merry Christmas」! 

 ステージの中継を観ていたユナちゃん。寮の外に出ると見事なツリーが! いちごちゃんの思いに感動していると、後ろから聞き覚えのある声が! 「パパ! ママ!」ニューヨークから戻ってきてくれて、最高のクリスマスプレゼントに! 

トナカイ蘭ちゃんかわいい(*´∀`)
みんなは寮のパーティーへ。美月さんも到着して最高のクリスマスの夜が更けていくのでした。


★感想

 振り切ったお話でしたw 前向きにぐんぐん進んでいくいちごちゃんにフォーカスして、蘭ちゃんのツッコみにキレがないと、ここまで振りきれるのだな、とw 確証もないままクリスマスツリーを切りに行ったり、崖から木で滑り降りるとかフツウじゃないし、そんな必要もないw でも友だちのためにまっすぐがんばる、そんないちごちゃんだからこういう展開になったのでしょう。放映はネットでも騒然となり、実況などすごく盛り上がっていました。冷静にならずともツッコみどこ満載で、いい意味でマジキチw! 

 最後、学園長が電話をかけ、いちごちゃんと美月さんを組ませてみようと思っている、と話す相手は…やっぱりミヤさんですよね。ここから本当のアツいアイカツ!が始まっていくのでした。



★その他データ

 脚本:加藤陽一 絵コンテ:矢野雄一郎 演出:小山田桂子 作画監督:末永宏一・白井由美子
 挿入歌:We wish you a merry Christmas(すなお)
 アイカツ!格言「MERRY CHRSTMAS!」 

2015年10月3日土曜日

第11話 おとめは誰かに恋してる

★あらすじ

 前回クリスマスオーディションに落選してしまったおとめちゃんのため特訓を計画するいちごちゃんたち! あおいちゃんも細かくメニューを作ってきたのだが、手渡したはずのおとめちゃんは忽然と消えて、庭の木に登って降りられなくなった仔猫を助けようとしている!(なんというマイペースw)枝の先端の方ににじり寄ると、重さに耐えかねて折れて…?! その時! 群衆から飛び出した掃除のお兄さんがおとめちゃんを受け止め事なきを得る。「やれやれ、仕事増やさないでもらえるかな…。」人の命を救っておいて何でもなさそうに吐き捨てる! なんというイケメン臭ッ!! 立ち去る後ろ姿を見送るおとめちゃんは頬を染めて瞳孔が開いてます…これは??

 おちあお、おとめちゃんとダンスレッスンをしていても、気がつけばおとめちゃんは窓の外の掃除のお兄さんを目で追っている。これは本気ッ?!!

 蘭ちゃんといちあおで相談。蘭ちゃんに恋のことを聞くも、あまり経験なさそう。「男子って単純だし、恋っていってもピンとこない…」それを受けていちごちゃん、「そうだよね、掃除の道具箱に何人入れるか試したり、指で口を広げて学級文庫って言ってみろとか…」「やめとけ!!」ツッコみキレキレの蘭ちゃん! ところが、あおいちゃんは少しだけ恋の淡い感情を感じたことがあるようで…。ステキな恋がしてみたい…。でも冷静な蘭ちゃんからまたツッコみが! 「アイドルは恋愛禁止だ!」 と、いうことは、おとめちゃんがどんなに恋をしても、報われない?
あおいちゃんの淡い恋のお話は、演出も秀逸でちょっとグっときました。

 ところが、毎日いじらしくお兄さんをとおくから眺めるおとめちゃんを見ると、応援せずにはいられない! 名も知らない掃除のお兄さん、まずは名前を調べようと、いちあおは尾行を始めますw

まずはお兄さんの仕事ぶりから。ジョニー先生との会話で、ナオトという名前はわかった! さらに街に出ていくのを尾行! 気づかれてる感じで、見失ってしまった! あおいちゃんとふた手に分かれて捜索! ほどなく、路上ライブをしているビジュアル系のバンドの曲が聞こえて、気が付くと聞き入ってしまういちごちゃん。盛り上がってきたところで、警備員が割って入る。「君たち! ここはライブ禁止だぞ!」突然バンドのボーカルが声を掛けてくる。「おい、星宮! ちょっと手伝え!」?! 驚きつつも楽器を抱えてバンドのメンバーとその場を走り去るいちごちゃん。

河川敷まで逃げてきたところで、もう追ってはきてないのを確認。「助かったぜ星宮。」よくわかってないいちごちゃん。?? 「オレ、涼川直人。掃除の。」言われてバンドマンが掃除のお兄さんだと気づく! 普段無愛想にもくもくと働く姿しか見てないので衝撃!! で、実は一日中つけてたことがバレてて理由を聞かれてしまう。あれこれ取り繕うものの、ウソは一切通じない雰囲気。学園にナオトが好きな子がいて、その子のためだと白状する。しかし、ナオトは学園の女はガキだから興味ないとそっけない。ただ、いちごちゃんに対しては、「友だちのために頑張る奴がいることは認める」となんだかまんざらでもない感じ?? そしてナオトがバンドやってることを口止めされて別れるのでした。(…ってみんなナオトがモアザントゥルーやってることは知らないのかw?)

 寮に帰っておとめちゃんに説明し(どこまで?)、食べて忘れようと提案するいちごちゃん。「猫たんなのに涼川直人だなんて…渋すぎます」あれ? なんか噛み合ってない感じ? 実はおとめちゃん、気になってたのはナオトがしていたネコのシルバーアクセだった! ズコー!(ありがちw?)
 
アイドルは恋愛禁止だっていうけど、やっぱり恋はすごいねー、とまとめに入るあおいちゃん。誰か一人じゃなくて、みんなを好きになればいいんだよ! と答えるいちごちゃん。

翌日、リベンジオーディションで見事一位を取り、4人でのクリスマスのステージを実現させたおとめちゃん! ナオトのことも、いちごちゃんも、あおいちゃんも、蘭ちゃんにも恋をしていると伝える。これがらぶゆ~パワーなのでした♪


★感想

 おとめ担当回であり、ナオト回でもあった今回。前回いちごちゃんに対してアイドルとして歌に思いを乗せろと説教したのはバンドマンとしてのアドバイスでもあったのね、という感じでしょうか。ナオトがバンドマンであるというサプライズは、今後はあんまり展開しないのですが、こういうギャップのある設定って物語を彩るいいスパイスになります。

 おとめちゃんは人はおろかアクセサリーに対してもらぶゆ~という、超博愛主義っぷりを発揮したけど、それが却って天然の強キャラっぷりを補強したかな。

 いちごちゃんが物語を展開させ、あおいちゃんが少し補足して、蘭ちゃんがツッコみを入れるというプロファイリングも固まってきた感じですね。そこにエピソードとサブキャラが絡んでゆき、それがアイカツ!という物語になるのでしょう。


★その他データ

 脚本:大野木寛 絵コンテ:黒川智之 演出:小野田雄亮 作画監督:朴性厚・ふくだのりゆき・熊田明子・やぐちひろこ 
 アイカツ!格言:ラブはパワー 挿入歌:Angel Snow(れみ)・アリスブルーのキス(Ray)